一般社団法人 希少糖普及協会

メニュー

一般社団法人 希少糖普及協会

お問い合わせ

メニュー

希少糖商品開発事例希少糖商品開発事例

TOP > 希少糖商品開発事例 > 希少糖含有シロップ

希少糖含有シロップ

新規甘味料の開発-「希少糖含有シロップ」

酵素発見とイズモリング構築により、高純度のプシコース(アルロース)が従来よりも低コストで生産可能になりましたが、それでも、一般的に使用するには高価でした。そのため、プシコース(アルロース)を始めとする「希少糖」の実用化にあたっては、より低コストで生産できるシロップが大きな役割を担うことになりました。

希少糖含有シロップは、市販のぶどう糖果糖液糖をアルカリ化し、加熱することで異性化し、プシコース(アルロース)をはじめ種々の希少糖を含むシロップにしたものです。シロップ状なので、砂糖の代替として料理などに使うことも、冷たい飲料の甘味剤として使うこともできます。
希少糖含有シロップを生産する松谷化学工業㈱は、瀬戸内海を臨む香川県の番の州工場に月に最大1000トン生産できる設備を整備し、日本各地の食品メーカー等に販売しています。また、一般家庭用に適した商品も生産しています。

イメージイメージ

希少糖含有シロップの抗肥満効果

抗肥満作用 [希少糖含有シロップ]

  • グラフ
  • グラフ

プシコース(アルロース)などの希少糖が含有されたシロップ(糖組成:ぶどう糖 約45%、果糖 約30%、プシコース(アルロース)など希少糖 約15%、その他の糖 約10%)についても、糖代謝の改善や抗肥満作用が報告されています。

普通体重~軽度の肥満(BMI 25以上、30未満)の健常成人34名(男女各17名;平均年齢42.0歳、平均体重70.5kg、平均BMI25.8kg/m2、平均体脂肪率28.2%)を対象に、試験食:希少糖含有シロップ30g(固形分)入りゼリー飲料、対照食:果糖ぶどう糖液糖28g(固形分)入りゼリー飲料を、1日1回、朝食前に試験食品1本を12週間連続摂取したとき(朝食、昼食、夕食は通常食)の、体重および体脂肪率の変化を示しています。

その結果、体重の減少(1.8kg)と体脂肪率の減少(1.7%)が見られました。また、摂取を止めるともとに戻っていることも分かります。(Journal of Functional Foods ,2014 より)

シロップ中のプシコース(アルロース)などの希少糖がぶどう糖の吸収阻害をしていることが、主な要因だと考えられていますが、希少糖含有シロップの糖組成バランスやプシコース(アルロース)以外の希少糖の作用の可能性も考慮して、この機序についてさらに研究が進められています。

イメージイメージ

砂糖の置き換えによる血糖値・インスリンへの影響

砂糖と希少糖含有シロップを同時に摂取した場合には、砂糖単体で摂取したケースに比べ、血糖値上昇が穏やかになるという結果が得られました。砂糖のすべてを希少糖含有シロップに置き換えずに併用して使用することでも血糖値やインスリンに影響を与えることが確認できます。

砂糖の置き換えによる血糖値・インスリンへの影響砂糖の置き換えによる血糖値・インスリンへの影響

健常成人男女6名(平均年齢35歳)を対象とした。砂糖75gをコントロールとし、レアシュガースウィートを3割あるいは5割置き換えた各溶液(甘味度及びぶどう糖量同等)を摂取させ、2時間までの血糖値及びインスリン濃度を測定した。

※AUC:食後の血糖値およびインスリン濃度の経時的な増加量の曲線下面積。GI(glycomic index)を算出する指標として用いられる。

連続投与による肝グリコーゲン・糖代謝への影響

グルコキナーゼ(糖利用亢進に関わる酵素)はブドウ糖濃度に呼応し、肝細胞内においては核内から細胞質に移行することで糖の取り込みとグリコーゲン合成を亢進して血糖値を制御してインスリンを節約します。グルコキナーゼを活性化する薬は新たな糖尿病治療薬として期待されています。
ラットの飲み水に混ぜて希少糖含有シロップを連続投与すると体重・腹部脂肪量の増加を抑えることが報告されました。また、ブドウ糖を投与すると、希少糖含有シロップ投与群(RSS)では耐糖能(血中のブドウ糖処理能力)が改善し、対照群(Water)や異性化糖投与群(HFCS;炭酸飲料等に含まれる甘味料)よりも肝グリコーゲン量を3倍以上も高める結果となりました。これらは希少糖含有シロップが肝細胞内のグルコキナーゼの核外移行を促進し、インスリンの感受性を高めたことを示しています。(J. Agric. Food Chem., 2017, 65 (13), 2888–2894) 

連続投与による肝グリコーゲン・糖代謝への影響

希少糖含有シロップの食品への応用とその特徴

希少糖含有シロップを使用すると風味が特徴の料理にはよりフレーバー感を感じられたり、
うまみやコクなどの深みを出したい料理にはより一層風味が感じられるようになるといった特徴があります。

食品への応用
(例)ピザやケチャップ
トマトの風味や酸味が向上しトマトのおいしさをしっかり感じることができます。また少量加える場合はトマトのさわやかさを維持しつつ濃厚さがアップするのでトマト本来のおいしさを楽しめます。
食品への応用
(例)マンゴーソース
マンゴーの濃厚さとフルーツ感が増し、本来のおいしさをぐっと引き立てます。
食品への応用
(例)やきとりのたれ
しょうゆのコクが深まり味わい深くなるだけでなく、塩が少量でも塩味をしっかり感じられるようになりますので減塩に役立ちます。
食品への応用
(例)昆布の佃煮
しょうゆのコクが深まるだけでなく、昆布本来のうまみがしっかり感じられるようになり、切れの良いシャープな味に仕上がります。  

PAGE TOP